Duskin Leadership Training in Japan

活動報告

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第21期生 ヒヨウさんの発表内容

ベトナムから来ました、ヒョウと申します。ダスキン研修生21期生です。日本からベトナムに戻って今まで3年間になりました。

2021年にベトナムに戻って、3年間の中で色々な変わったことがあります。以前、私は、介助サービス使うことはなかったけど、今は、二次障害で、毎日介助サービスを使っています。そして家族からも離れて、今自立生活をしています。毎日、楽しくやっています。

以前の発表会でやりたいと言ったことが2つありました。一つ目はベトナムに戻って、仲間と集まって、自立生活をすること。2つ目は、バリアフリー社会の推進活動でした。3年間、色々なことができましたので、今から発表したいと思います。

3年前は、帰ってからは、コロナがまだある時期でした。コロナの期間で、ベトナムの障害者の生活も大変でしたので、 何かやりたいなと思って実際ビジネス始めました。このビジネスの中で、障害者作った作品を販売するお店始めました。最初は、ネットで販売しましたけど、今は、お店もできて、毎日お客さんが来てくれます。今、20人くらい障害者のメンバーが、このお店から収入をもらっています。このお店しながら、2021年の終わりぐらいから、私も国連の仕事始めました。国連の仕事しながら、バリアフリー社会の推進活動も始めました。 バリアフリーのバスのことを、この時、ベトナムでは、まだ、みんな知らななかったので、色々なTicTokのビデオ撮って投稿しました。TicTokは、何百万回動画再生されました。私は、2年前にNHKからの インタビュー受けましたので、ちょっと2分だけのビデオですが、そのビデオを見せたいと思います。

(NHK動画)

(ビデオ内 音声):ベトナムの首都ハノイ。毎年、車やバイクが増え続けています。32歳のヒョウさん。脳性麻痺で歩くことが困難なため、電動車椅子を使っています。車椅子でベトナムで暮らすことは簡単ではありません。歩道は十分に整備されておらず、 段差があり、車道を移動せざるを得ないといいます。しかし、車やバイクのドライバーに怒鳴られるのは日常茶飯事だと言います。また、乗り降りの対応ができないとしてバスの増加を拒否されることもあります。ユニセフの報告書では、ベトナムで暮らす障害者は600万人以上、人口のおよそ7パーセントを占めています。ただ、道路は十分に舗装されておらず、また多くの施設には障害者用のスロープもありません。歩道にバイクが止められたり、路上で食事を提供したりする飲食店も多いため、 外に出ることを諦める障害者も多いといいます。今ヒョウさんは、日常の様子を撮影してSNSにアップしています。障害者が外出するための情報がほとんどない中で、数百万回再生されている動画もあります。こうした動画が知られるにつれて、障害者への対応を積極的に打ち出すバス会社も出てきています。

このビデオの後は、たくさんの障害者からメッセージもらいました。 みんな前よりよく外に出るようになりましたので、私の志にもなりました。去年から私たちの団体は、「志ネットワーク」のメンバーになりました。志ネットワークは、ダスキン研修生でつくった自立生活センターのネットワークです。今はパキスタン、モンゴル、台湾、ネパール、韓国、カンボジア、ベトナムのCILがあります。このCILの皆さんは、日本のメインストリーム協会、夢宙センターとばあとなぁセンターから応援してもらってます。今年の八月、私もハノイの自立生活センターを立ち上げます。そのオープニングセレモニーに日本人の仲間と志ネットワークの仲間のみんなも来てくれます。本当にありがたいことです。もちろんオープニングセレモニーの後、私も活動を進めていきます。

将来、ベトナムのセンターでやりたいことは、大学生に介助者として協力もらうシステムを作りたいと思います。ベトナムの障害者の幸せのために今からも頑張りたいと思います。この仕事(CILの仕事)が本当に忙しかったので、国連の仕事を辞めました。今、私の時間は全部自立生活の活動のための時間です。皆さんベトナムのことをたくさん応援してください。私は、いつも日本人と友達となって、日本の団体と協力していきたいと思っています。よかったら、皆さん、私に連絡してください。これは私のメールです。どうぞよろしくお願いいたします。

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