TUGEEMEL HUGJIL ILC開所式及びセミナー
チョロンダワ オンダラフバヤール/モンゴル
自立生活センターの開所式とセミナーは全三日間で実施されました。
モンゴルからの参加者は147名でした。この中で障害者110名でした。政府関係者、現地JICA職員、介助者、さまざまな障害者団体からも参加してくれました。
外国からの参加者は43名でした。日本からは、メインストリーム協会、夢宙センター、ぱあとなあの皆さん、広げよう愛の輪運動基金の谷合さん、そして奥平さんが参加してくれました。韓国、パキスタン、ネパール、台湾、カンボジアからもダスキンの先輩がかけつけてくれました。
セミナーの一日目は、開所式で挨拶などがあって、モンゴルの障害者たちに対して、アジアの国々の参加者が活動紹介をしてくれました。そして自立生活センターについて詳しく説明したりしました。
二日目は海外からの参加者たちに対して、モンゴルのことやモンゴルの障害者の状況を知らせるために発表を行いました。そのあと、7グループに分かれてdiscussionをしました。discussionでは、自立生活センターそのものより、障害者とは何か、障害者の権利とは何か?そして、モンゴルの障害者たちは今までどういう風に生活してきたか、またどんな問題があったか、これからはどんな生活を目指せばいいのか、そのために障害者はどうしたらいいのか等、いろいろな話をしました。それらを受けて、障害者運動が必要であること、そのためにみんなで力あわせて活動しなければならないという話をしました。そして、どんな障害があっても地域で当たり前の生活ができること、自立できることを、まずは広く知らせていくことが最も大切だということを確認しました。
三日目はセミナーの参加者と大学生たちが二グループに分かれて、ウランバートル市の大きな道路を歩きながらアピール活動しました。そしてウランバートルの中心にある広場でClosing ceremony をしました。
「自立生活センター」という概念はモンゴルでは新しいものなので、セミナーの様子を社会に知らせるため、マスコミを大いに活用してアピールしました。
今回ひとつ残念だったことは、政府関係者の参加が少なかったことです。
私たちはこれまでいろいろな運動やイベントを行ってきましたが、このような国際的なセミナーを実施したのは初めてでした。ですから、うまくできたかどうかわかりません。しかし、とてもよかったです。いい勉強になりました。
自立生活センターの開所式とセミナーは無事に終わりましたが、活動はこれからです。今から自立運動を頑張ります。今のモンゴルにはバリアフリーの問題がたくさんあり、障害者が一人で町を動けない状態です。だから私たちは自立運動とバリアフリーの運動の両方を進めていくつもりです。
モンゴルILセンターの情報です。
名 前:TUGEEMEL HUGJIL ILC(英語でいうと、UNIVERSAL PROGRESSかな?)
住 所:Bayangol district, khoroo 7, Narlag town, bldg 35b, Ulaanbaatar Mongolia.
E-mail:milc_info@yahoo.com
スタッフ:6人(みんな障害者です)